ななふし君大阪裏オプ体験記~最高の夏にしようぜ~(JKカウンセリング店編)

(※この記事は元々4,5年前にtumblrに投稿してた記事です。tumblrだと管理がめんどくさくてこっちに編集したものなので何卒宜しくお願いします。)(今見ると結構文章が恥ずかしい)

 

皆さんお久しぶりです、突然なのですが今回のこの文に関しましては、レポのような体裁を保っては居ますが、あくまで“フィクション”だとか、“聞いた話”だとか、“おせーしぴゅっぴゅするためのえっちな妄想”のようなそういった類の物だと思ってください。何故なのかと聞かれましても、そうなのです、としか言えないのですが。よくあるFC2コンテンツマーケットにあるような素人投稿系動画の『この動画は○○さんから投稿された~』というやつなのです。知らぬ存ぜぬなのです。一から百までウソでしか無いです。この文は誤りである。ポテトがフライドポテトになるやつ。うーん、俺は○を選ぶ。戯言だけどね。ここまで書いたので、何卒察してください。為念。

 

 

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はい、そういうわけで、今回行った店というのは、所謂“JKリフレ”の亜種だ(ちなみにJKは女子口腔yeah!!!の略であり断じて女子高生等では無い。以下に登場するJKという文字列についても同様である。察して欲しい。関係ないけど腔って膣に似ててえっちだよね)。JKリフレというのは前回( https://nanafushi1219.hatenablog.com/entry/2020/08/15/164537 )(意地汚い宣伝その1)のレポートで名前だけ出したのだが、その中身については大した説明はしなかった。今回は亜種なので詳しくは説明しないが、個室に入って“マッサージ”や“添い寝”などをしてくれる、というものが主だったサービスである。

 

ここでのポイントはいくつかあげられるが、まずは個室という点である。個室である以上、中での出来事は店のスタッフ側は関知できない(中にはカメラが取り付けられているとかどうとかという店もあるが、建前上)。そこで何をしても知られることのない、というセーフティは人を大胆にさせるのだ。そしてもう一つは、JKリフレに関わらずJKビジネス全般に言えるのだが“オプション”が豊富であるということだ。昔リフレが流行りニュース沙汰にもなったこともあるので皆様御存知のとおりだとは思うが、やれプロレス技をオプションでだとか耳かきをオプションでというやつだ。

 

その中でも、特に有名であるのは“裏オプション”である。これは先程の個室の話とも繋がっていくのだが、本来店の管理者が見ている前で従業員が(に、とも言える)直接交渉を行う事態は有り得ない話なのだが、関知していないのなら話は別である。『おにーさん♡今ちょっとお金困っててぇ♡これだけほしいな~……って♡』、若しくは『ねえ○○ちゃん、おじさんちょっと触ってほしいんだけど……』『ん~……それなら五枚でいーよ♡』的な流れのものだ。まりりん先生の同人誌的なやつ。

何故今回僕がそのJKリフレの亜種に足を運ぶことになったのかと言うと、偏にその“裏オプション”とやらが本当に存在しているのか、というのを確かめたかったのだ。

そう、誰しもが夢見る“向こう側の世界”という奴を、僕も見たかったのだ。

 

──これは、『そこに無いけど確かに在るモノ』を見つけるためのツチノコハンターによるお話である。

 

 

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元々大阪はJKビジネスが盛んであった。やはり人口の多い東京などと比べると数は少ないが、働いてる女の子の性質が中々違うという事で、レポサイトでもいとあはれ(現代訳でめちゃシコ)とされている。僕の魂の故郷すすきの等ではJKビジネスなど皆無である事を考えると、厳しい向かい風が吹きながら今現在も続いている店があるという事は大変立派なことである。しかし、観察店もそうなのだがオリンピックが日本で開催することの煽りを受けて、このような店はガンガン取り締まられている。クリーンな店であれば生き永らえるが、クリーンであれば需要は低くなってしまう。“そういう事”を求めない客層も勿論居るが、求める客層も勿論少なくないのである。

 

それで、“そういう事”を行っている店は即ジャッジメンッ!デリート許可!ストライクアウト!されているので、今現在で『裏オプがある!!!』と核心を持って行ける店は中々無い(ちなみに、ちょっと前まで観察店とリフレと撮影が一緒になった店が存在していた。マジックミラー越しにある程度やりとりして、撮影ブースで女の子を好きなポーズで撮影出来たらしい。カメコごっこ出来て絶対楽しそうだったので行きたかったが、案の定摘発されていた(関係ないが撮影ブースにはティッシュ箱が備えついていたらしい))。ネットで調べてみると、ここはある!!!と書いてあるサイトもあると言えばあるのだが、なんか嬢と繋がっていたりと胡散臭さも否めない。ただやはり目安というものはあるようで、細かくオプションが設定されている店よりは、オプションが大雑把にしか設定されていない店の方が“交渉”はし易いのである。しかしそれだけでは決め手には欠けていて、どこの店にするかと悩んでいる中、一つの店が候補として浮かび上がってきた。

 

そこの店は一度摘発を食らってそれでも尚不死鳥のように蘇り再び経営を開始した店で、梅田や日本橋というメッカである場所から外れた辺鄙な住宅街にあるマンションの一室にあるそうだ。詳しく店名を書けないのが申し訳ないが、こんな店他にないと思うので調べるとすぐに出るはずだ。公式じゃないサイトにある店長のブログが淡々と出入り禁止者の写真をアップロードしていてなるほどという気持ちにさせられる。

 

目星がついたならあとは行動するのみである。僕は丁度大阪に行く用事があったので、適当に一夜を過ごし、後日に出陣する段取りを整えた(なお、段取りを整えただけで、実際には夜にべらぼうに飲んでしまい朝にはグロッキー状態だった。正直朝の状態で嘔吐をするか吐精をするか二つに一つといったところだったので、行くかかなり悩んだが好奇心には勝てなかった)。

 

さて、JRを使い駅のすぐ近くにあるマンションまですたすたと歩いていくのだが、またそのマンションが本当にただのマンションなのである。間違いなく普通に他の住民がいる。コルクボードには張り紙がしてあり、『ここでの風俗の経営を禁ずる』とおまわりさんからのお達しが示されていた。おっかねえ。まあ僕には関係ない話だな!と思いながらエレベーターで上がり、その店の部屋を探すと、一つだけドアを開けっ放しにしている部屋があったので、外からでもすぐに分かってしまった。

 

 

おそるおそる中に入ると、中には北野武監督の映画に出てきそうな老人が座っていた。

 

 

いやほんとに。明らかにカタギじゃない雰囲気を感じるのである。大体こういう店のスタッフというものは、愛想よくするのがセオリーなのである。前に書いた( https://nanafushi1219.hatenablog.com/entry/2020/08/15/164537 )(意地汚い宣伝その2)セクキャバの様なお店では特にソレが顕著で、若い黒服の兄ちゃんがニコニコしながらお兄さんどこから来たんですか!おっぱい好きなんですか!どの子にしますか!と話しかけに来るものだ。しかし目の前の大友組にでも所属してそうな男はなんだ。僕の顔を見て声をかけるどころか舌打ちをする有様である。舌打ちて。おっかねえ。

 

──しかし僕はこの時点で、ある種核心めいた物を感じていた。それは、こんな男がスタッフをやってても問題なく経営を続けられる(一度摘発されているが)ということは、常連客がそれだけ多いということで、つまり、そこには“在る”可能性が高い、ということだ。

 

店の前でぼーっと突っ立っていても、ヤクザはカタギに手を出しちゃいけない決まりでもあるのか、一向に話しかけてはもらえないので、意を決してスタッフに話しかける。

「あの、すいません、今って女の子居ます?」「居ねえ」

居ねえのかよ!!どういうことだよ!!じゃあなんでそこに座ってんだよ!!そして横のホワイトボードにかかってるキッチンタイマーが動いてるのは誰か客が入ってるからじゃねえのかよ!!適当言うなよ!!!いくらなんでも初見に厳しすぎない!??!?!と脳内で一通り憤ったが、目の前のスタッフがいつ懐から道具を取り出してハジいて来るのかもわからなかったので表面には出さなかった。おっかねえ。しょうがないので、「えっと、いつぐらいなら入れそうですかね?」と聞くと、「一時間後ぐらいなら開いてると思いますよ」と言われたので、ああこの人一応敬語は使えるんだ……と思いながら一旦その店を後にした。

 

じゃあしょうがないから周りでも適当にブラつくかと思いつつ外に出ると、ベビーカーを押すママさんやら広場で遊ぶ子供やらコンビニで飼い食いする学生やらが目につく。ただの町である。ここに居る人の一体何割が近くのマンションの一室で怪しいお店を開いている所があると知っていようかという程の素朴っぷりである。あれ……やべえな……本当にあそこは裏オプションなんか無くてただJKときゃっきゃするだけのお店なんじゃ……と不安になりながら時間を潰していた(そしてこの時思い出したのだが、観察店でも同様だったのだが開店直後というのは非常に女の子の集まりが悪い。そりゃそうである。朝イチって嫌だよね!今回出勤ページでは何人も現在出勤中になってたのにもかかわらず居ねえと返されたのはつまりそういうことなのであろう)。

 

小一時間経過したので、例のマンションに戻るとそこには相も変わらず仏頂面でヤクザが座っていた。当然のようにあちらから話しかけてはくれないので、今どうですか?と声をかけると、ようやく別の返事が返ってきた。

「今なら開いてますよ、ところでお客さんはこのお店の事どこで知りました?」

「あ~えっと萌えナビを見てきました」

「じゃあ大体ウチの事わかってるよね、そういうお店だから」

「アッハイ」

マジでこんな感じでした。おっかねえ。なんだよそういうお店って。“そういうお店”ってことで良いのか!?!??!って思ってたら普通に「まあ要するにね、女の子に手を出したりとかそういうのは絶対駄目だから、ウチは巡回とかしてるからね、わかるからね」って釘を打たれました。アッハイ。

指名の有無を聞かれて、特に指名とかは無かったのと女の子をマジックミラー越しに見れると聞いていたので、無いですと答えた。

すると店主は、立ち上がり電気を消し、座っていた椅子の後ろにある扉についたカーテンをシャッ!と開けると、「選んで」と言う。

 

そこには、狭い部屋に押込められてこっちを見ているJKが居た。

あまりにちょっと奴隷市場でのやり取りのようで少し笑いかけたが(いやほんとにJKはこっちをじっと見ているし笑っても居ないし、スタッフは明らかに奴隷商人みたいな感じだし、僕もめっちゃエルフとか買いそうな顔してる)、中の女の子を眺めると、どうやらマジモンのJKであるのは間違いないと感じた。若々しい。部屋の中自体は明るいので、顔もよく見えるのだが、えっちなお店の薄暗さでカバーして若く見えるとかそういう類のでは無く、ガチンコに年齢で殴りかかってくる感じだ。その中でも、ワイシャツにネクタイをした、黒髪ロングのギャルっぽい子(渋谷凛ちゃんをちょっと姫っぽくした感じ)がとても目についた。可愛い。顔ちっちゃい。めっちゃオタクが好きそう。好き……そんなわけで彼女を指名することにした。名札のようなものはついてないので、部屋の奥にに居るあの子のような感じで指差して伝え(ここもめっちゃ奴隷市場のやり取りっぽかった)、廊下で待つように言われたのでワクワクしながら待った。

3分程待つと、先程の女の子がひょい、と出てきた。僕の顔を見るなりにこっと笑うと、「あ、じゃあこっちの部屋です!」と隣の部屋の扉を開けて案内してくれた。

 

戦いの始まりだ。

 

*  *  *

 

部屋の中はとても殺風景なもので、1DKの部屋の中に、机に積まれた大量のダンボールと、ぽつんと置かれた大きいソファ(しかも扉側を向いている)のみである。女の子はすたすたと歩くと、ソファにぼす、と座り、「?おにーさんどーしたの、座ったら?」と隣を手で叩いた。女の子にリードされるのが好きな僕はこの時点でちょっとううっ……となっていた(素直に座った)。

 

隣りに座ると、より彼女の顔の小ささや(というか全体的に小柄だった。JKすごい)、あっ黒目カラコン入れてる……とか、ワイシャツのボタン結構開けてるからあともうちょいでブラ見えそう……とか色んな事がわかってちょっとすごかった。性欲を持て余す。

「おにーさんこーゆーとこ初めて?」

「え、あ、はい、行こうと思えば行けたんですけど中々行く機会無かったんでせっかくだから……と思って」

「え、なんで敬語なのウケるw別にいいけどw」

「ウス」

「まーねー、ここも一回潰れる前まではケッコーやりやすかったんだけどね、あ、これ知ってる? このお店三形態あってさ、一番最初は部屋に鍵ついてたんだけどお客さんが立てこもっちゃって鍵が無くなっちゃったのと、一回店が潰れちゃって巡回回るようになったんだよね~。最初の頃とか裏シ放題だったんじゃん? ヤバいよね~」

と、人懐こいのかけらけら笑いながらまくし立ててくるように話しかけてくる。僕は初対面の人に話しかけるのがめっちゃ苦手だったので実際とてもありがたかった。というか客が鍵かけて立てこもるって凄い。事件じゃん。

そして更に都合がいいことに、女の子の方から“裏”についての言及があった。これは大きな取っ掛かりだ。裏オプションというのは幻の存在ではなく、働いている女の子達にとってもリアルなものらしい。すごいぞ!ラピュタは本当にあったんだ!

「あの、やっぱこの店裏オプとかあるんですか……?」

「んー、あるっていうよりあったって言う方が正確かな~。今じゃほら、巡回があるじゃん?」

「あー致してる時に入ってるとマズいと」

「そうそう、マジ急に入ってくるからね、あそこの扉ガチャって! てゆーか厳しすぎなんだよねー前常連のお客さんと一緒に手繋いで部屋まで連れてっただけでそれも駄目だから! ってあのおっさんに怒られたしさー」

「あああの受付のヤクザみたいなおっさん? あのおっさんヤバくない?」

「わかるー! 絶対なんかおかしいんだよねあの人はさ~ あ、でもそこのダンボールにめっちゃ酒置いてあるじゃん? 『酒飲む

元気はあるんだよなァ……』とかってこの前飲みながら言ってたからねwwwウケるwww」

何そのくたびれたヤクザは。しかもそれJKに見られながら言ってるのかよ。面白すぎるだろ。

彼女が話し好きなおかげでこのような与太話をしつつある程度話せるようになってきたところで、彼女の名前を未だに知らない事に気付いてしまった。ということで聞いてみると、「みいこ(仮名です、為念)だよ~」と教えてくれた。

 

正直このままみいこちゃんが普段学校でのおやつで乾き物を食べてるせいでイカ臭いって先生に怒られるとか、彼氏できるまで漫画でしかちんちんの構造を知らなかったから金玉をめくると女性器みたいなのがついててそこからおしっこすると思っていたとか、彼氏が喘ぎ声興奮するって言うからスる時喘ぐ演技シてたんだけど正直めんどかったよねとか(この時「おにーさんはどっちのが興奮するぅ?♡」って囁かれたのがえっちだった)、そういう他愛も無い話をするだけでもめちゃくちゃ楽しかったのでもうそれだけでも良いかな……と思っていたのだが(そもそもそういうコンセプトの店である)、流石にそれでは沙汰止みにも程があるので、初志貫徹の気持ちでみいこちゃんに交渉を持ちかけた。

 

「……ところでさ、みいこちゃんは裏やってるの?」

「裏ー? ……うっへへwまあねー、巡回前はやってたと言えばやってたけどー今はやってないなー」

「そこをなんとか……! 今お金なくてするめしか食べてないって言ってたじゃん!? これで美味しいもの食べれると思って……!」

「えーおにーさん必死wかわいーw ……んーでも私高いよ? JKブランドガンガン前に押し出しちゃうよ?」

「か、金ならあるんで……! オネシャス!」

「ん~~~~~~~……まあしょうがないなあ♡おにーさん何シたいの? 巡回まだだしあんま激しいのは駄目だよ?」

 

い゛や゛っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっだぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!しょうがないにゃあ!!しょうがないにゃあいただきましたよ!!皆さん!!!現役JK(女子口腔yeah!!からしょうがないにゃあいただきました!!!ありがとうございます!!!!正直この時は達成感に溢れすぎて手が震えていた。ニュートロンジャマーキャンセラーの情報を入手した時くらい。

とりあえず「おっぱい触りたいです……」と頼み込むと「え~じゃあ一万だよ? 払える?」とふっかけられた。確かに調べていた相場より高かったがここで渋ると金払いの悪そうなオタクになるので普通に払った。すげえ!一万円のおっぱいだ!

 

「ちょっ……wお金渡す手震えてるよ……wほんとにだいじょぶ? 後悔してない?」

「いやまじでみいこちゃんが可愛くてそんな子にお金渡すシチュエーションに興奮してる(早口オタク)」

「なにそれー……wウケるよ~……w…………巡回来たら怖いからシャツの下からさわって?♡」

そんなことを言ってみいこちゃんはワイシャツの下の方のボタンをぷちぷちと外す。へそがちらりと見えて、とても扇情的に見えた。

「そ、それじゃあよろしくお願いします……!」そう言って僕は、ついに手を伸ばした。

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

「うわ……♡おにーさんいっぱいでたね……♡たまってたでしょ……♡」

「ううっ……すいません……」

「いーよ♡ちょっとウェットティッシュ探すからちょっと待ってね~」

 

そういってみいこちゃんはカバンをがさごそと探し始める。僕は完全に脱力しながら今起こったことを反芻していた。一生忘れられない。

勿論懸命な皆様に説明は不要だと思いますが、なにもしてませんよ。なにもしてないです。

ただ途中で巡回のお姉さん(スタッフで実は元オナクラ嬢らしい。それでヤクザのカキタレかよ。おっかねえ)が入ってきて「うわ~……! めっちゃ焦った……! この仕事してて一番どきどきしたよ~……!」とか、「触るだけで本当に満足なの? すっきりしたくない……?♡」ってエア手コキされながら聞かれたりとか(一万だった)、「友達は5000円でちゅーさせてくれるらしーよ? ウチは彼氏いるからさせてあげられないけど~♡ざんね~ん♡」とか、そんな感じのイベントがあったような気がするけどそんなことは無かったぜ。無かったから。日和ったとか言うな。

 

ウェットティッシュで何かを拭くみいこちゃんに「ていうかこんなもの持ってるんだからやっぱ普段から裏とかやってるんじゃないんですか?」って聞くと「え~、今回はたまたまだよ~♡た・ま・た・ま♡」って言われた。可愛い。

そんな感じでダラダラと話していると、みいこちゃんの携帯にコールが掛かる。どうやら楽しい時間は終わりの時が来たようだ。

「ヤバ~、話しすぎた~! おにーさん面白かったからまた来てよ~ここのお客さん基本年いってるからさ~」

「またそんなお世辞言って~うれしいですけど~」

「いやホントだから! もしくはガチ相談打ち明けとか来るからねこの店! 彼女出来たけどちんちん立たなくてどうしたら良いでしょうかみたいな相談とか! ウチにどうしろっていうのみたいなさ~w」

「それは……おつらぁい……」

「もうそういうのは聞くしか出来ないよね~、おじさんとかも基本言いっぱなしが好きな人多いからさ~。ね、もっかい来てね?♡」

「今度はちゅーしてくれるなら行きますよ~」

「それは次回にならないとわからないな~♡……ん~、それじゃそろそろ行かないとあのおっさん怖いし、行こっか」

 

マンションの扉を開けるとそのままお別れらしく、手を振って笑顔で「またね~!」と言ってくれるみいこちゃんを見ると、えっちな事抜きで普通に楽しかったのでまた行きたくなってしまった。そしてあわよくばえっちなことしたい。

そうして僕は来る前まで三万円入っていた財布を空っけつにして、そのマンションを去るのだった。

 

*  *  *

 

 

結論としては、“裏オプ”はまだそこに生きている。が、それが明日明後日になっても生きているどうかは別の話である。

彼女に話を聞いても、この形態で働くのが一番お小遣い稼ぎになるという話なだけで、稼げないなら別なことをするよねという事だったので、きっとまた他のビジネスが立ち上がればそこに働き手も集まるのである。

それでもなお夢を追い求めたいのであれば、迷っている暇はない。刻一刻とそのチャンスは失われ続けているのである──。